2025.6 秋田・仙台旅行記 秋田編

6月の最終週の週末、秋田、仙台を旅してきました。

乗車した秋田新幹線「こまち」
秋田駅の「あきおくん」と2年ぶりの再会

まず、東京駅から新幹線で約4時間掛けて秋田駅へと向かいました。

前回、秋田を訪れたのは2年前。ちょうど「竿燈まつり」が行われていた頃でした。
その頃の秋田は、その前月に発生した大雨により、あちこちの民家で浸水による被害を受け、水浸しになって使い物にならなくなった家財道具、畳などが、各家庭の玄関に置かれている状態になっていました。
義母の住む家も、床上まで浸水する被害を受けたため、日中はできるだけドアを開け放し、さらに複数台の扇風機をフル稼働させるなどして、水に触れた部分を乾かすようにしていました。

ただ、不幸中の幸いか、修繕費の大部分を掛けていた保険で賄えることになったようで、その当時とは見違えるほどキレイな状態になっていました。
その後、どうなってしまったのかと気になっていましたが、本当によかったと思っています。

その日は、少し休んでから義父の墓参りに行き、その後地元のスーパーで買い物を済ませ、義母宅にて団らんのひとときを過ごしました。

そして翌朝は、秋田市から車で約1時間のところにある、男鹿市方面へと向かいました。
目的地は「北浦山 雲昌寺」
ちょうどこの時期に見頃を迎えるという、「雲昌寺のあじさい」を見に行くためです。

男鹿温泉の足湯
男鹿温泉の足湯
ババヘラアイス
ババヘラ

少し早めに到着したので、男鹿温泉にある施設で無料で開放している足湯に浸かったり、道中で露天販売していた「ババヘラ」と呼ばれるアイスを買って食べたりしてきました。
「ババヘラ」とは、売り子さん(主に年配の女性が多いのだそう)がヘラでアイスを何度もすくって、バラの花のような形に成形して提供されるアイスのこと。この地域では昔からの名物なのだそうです。
「ババ」というのは、秋田の方言で年配の女性のことを指すらしいのですが、そう呼ぶのはやはりちょっと気が引ける感じはします…

さらに少し車を走らせ、目的地の雲昌寺へ。
到着したのは開門時間の9時を少し過ぎた頃でしたが、すでに多くの人達が入場券を購入するために列をなしていました。
入場料は、時期、あじさいの咲き具合などにより600~1200円の幅で変動するようで、訪れた日は最も高い1200円となっていました。

雲昌寺のあじさい
雲昌寺のあじさい

寺の境内へと入場すると、辺り一面、鮮やかな青色の美しい光景が広がります。
雲昌寺のあじさいは、「極楽青土」という謳い文句で知られているのだそうですが、まさにそれフレーズが似つかわしく思えました。

微笑み地蔵
微笑み地蔵

境内にはあちこちに、さまざまな評定をしたお地蔵さん達が鎮座しており、特に寺の出口付近に居る「微笑み地蔵」は、写真撮影のスポットとなっているようです。

「なまはげ館」案内オブジェ
「なまはげ館」案内オブジェ
なまはげ直売所
なまはげ直売所
男鹿の海岸線
たくさんの風力発電の風車

あじさいをひとしきり堪能した後は、男鹿で採れる農林水産物の直売施設「なまはげ直売所」で野菜などを購入し、海岸道路の車窓から望む、風光明媚な海岸線を見ながら帰路へと着きました。
車内からだとあまりハッキリとは形を確認はできませんでしたが、海岸沿いに「ゴジラ岩」と命名される岩もあるようです。

そんな風光明媚な光景の中、しばらく車を走らせ見えてきたのが、たくさんの風力発電用風車たち。
これをどう捉えるかは人によるのだろうけど、自分にとっては、およそ似つかわしくない、異様なもののように感じました。

秋田市まで戻った後、義母宅をあとにし、新幹線で次の目的地の仙台へと向かいました。