はじめての週末農業体験

2021年5月22日

横浜市にある「えんちゃん農場」という農場で、週末農作業体験をしてきました。

「えんちゃん農場」は、無化学肥料・無農薬栽培による農業を営んでいる農場で、ここで月一回、誰でも農作業に参加できる、「えんちゃん農場パートナーズday」というイベントを催しているのだそうです。
(今回(2021/5/15)で数えて42回目になるとのこと。)

初めて行く場所ということで、少し道に迷いながらも何とか会場の畑に到着し、同農園オーナー、長岡さんと参加者の方々に「はじめまして」のご挨拶。

今回の参加者に与えられた作業は、「下仁田ねぎ」の苗を掘り起こして、畝立てされた別の場所に植え替えるという作業。
長岡さんから作業のやり方についてのレクチャーを受け、作業の準備の整った人から順次作業を始めていきました。

まず取り掛かったのは、一列に植えられた苗を根っこごとスコップで丁寧に掘り起こす作業。
苗の育ち具合に個体差があるので、掘り起こしながら、大きいものと小さいものとに峻別していきます。
小さいものは、植えてみても育ちがあまりよくならないということで、できるだけ大きなものを優先して植え替えるようにするためです。

次に取り掛かったのは、別の畑の畝立てされた場所に、掘り起こした苗を植え替えていくという作業。
白い根っこの部分は土を被せるけど、葉が枝分かれしている「成長点」まで埋めないようにするというのがポイントなのだそうです。

ここで皆で一緒に作業をしながら、普段お互い何をしているのか、とか会話したりもしました。

午前中で一通り、目標としていた作業を終えた後、畑の近くにある「杜カフェ&ベーカリー」へと、前もって注文していたランチを受け取りに行きました。
かつては午前の農作業後、皆でここに集まって座談会を行っていたのだそうですが、昨今の情勢等を考慮し、来店はせず、テイクアウトで注文し、皆で一緒に畑で食べるようになったようです。
私がオーダーしたのは、素揚げの野菜が入った鶏肉のキーマカレーとマンゴージュース。
クローブ、シナモン等のスパイス強めなのが特徴的なカレーでした。

ランチを摂り終えた後は、そのまま自己紹介と座談会の時間。
長岡さんが今の時期にふさわしいトピックについて話をされ、それを受けて質疑応答していくという形で進められていきました。
今回の話の内容は「夏野菜」について。
どの農家でも、鉄板で育てているという夏野菜に、5つの生(な)り物 (きゅうり、なす、トマト、ピーマン、おくら) と、3つの葉物野菜(モロヘイヤ、えん菜(空芯菜)、つるむらさき)があるのだそうです。
それぞれの野菜についての特徴、また有機農法で育てる場合のケースについてもお話いただきました。

そして最後は、畑の野菜の収穫の時間。
毎回開催ごとに野菜の販売も行っていて、事前にお金を払っておくと、決められた種類と数の野菜を収穫していただくことができるのだそうです。
私は、¥1,500の「単身者向け」のものを購入しましたが。
単身者向けといえど、「いやこれ、どうやって消費しようか?」と逡巡するほど、ものすごい量です。

参加された方々は、子供連れの家族、オンライン授業ばかりなので、毎週気分転換に参加しているという大学生、自分を含む、普段全く違う分野で仕事をしている社会人と、実にさまざま。
1回のみの参加でも構わないけど、何回も通うことで、新たに気づく発見もあるのだとか。

また機会があれば、ぜひ参加してみたいと思います。