2026.8 小江戸・佐原観光とカシマ遠征記 ~55歳からのチャレンジ~

世間でのお盆休みの時期、自分の場合は特にそういったものもなく、暦通りにお仕事。
ちょっとした夏の思い出でも作っておきたいと思い立ち、週末のサッカー観戦の目的も兼ねて、その近郊を観光することにしました。

風情ある町並みに佇む老舗の味

今回選んだ旅行先は、千葉県香取市にある「北総の小江戸」と呼ばれる水郷の町・佐原。
東京からだと、高速バスでおよそ1時間半程度離れた場所にあります。
佐原には、一年前に「水郷佐原あやめパーク」に行った際に一度来訪していますが、(参照:日本式「ジューンブライド」)その際、他にもいろいろ見どころがある街であるということを知り、かねてより機会があれば再訪したいと思っていました。

とんかつ らーめん はな芳
とんかつ定食

そんな佐原に到着後、まず向かったのは「とんかつ らーめん はな芳
店の外観は小江戸の町に馴染む風情ある佇まいで、店内は老夫婦が営むアットホームな雰囲気。
お盆のため人が少なめだからか、先客もおらず、私がこの日の最初の客でした。

ランチメニューは4種類の提供で、その中からとんかつ定食を注文。
注文を受けた後、ご主人が大きな鉄鍋でとんかつを揚げ、野菜の盛り付けなどを奥様が担当するという役割分担になっているようです。
きれいに盛り付けられた皿に、揚げたてのとんかつが乗せられ、そこにお店特製のソースがたっぷりと掛けられて提供されます。

調理を終え、手の空いたご主人は、テレビで放送されていた高校野球に釘付けに。
昔、お盆の頃に行った田舎での風景が思い起こされ、なんだかほっこりとしました。

伊能忠敬に学ぶ、55歳からの挑戦

伊能忠敬記念館
館内の伊能忠敬像

昼食後は「伊能忠敬記念館」へと向かい、ここ佐原を象徴する人物でもある彼の一生とその業績などについて学んで来ました。

伊能忠敬は50歳で、これまで営んできた酒造業をきっぱりと辞めて隠居。
当時、江戸で流行していた天文学を学ぶため、幕府の天文方だった19歳年下の師匠「高橋至時(たかはし よしとき)」に弟子入りします。
やがて徐々に師匠からの信頼を得ていくと、ロシアからの脅威に備えるため、当時未開の地だった蝦夷地(北海道)の正確な地図を作るという、幕府からの国家事業を依頼されることとなります。
のちに日本地図を完成させるきっかけとなった、この事業を受諾することを決意したのが、忠敬が55歳の時だったとのこと。
おりしも、 来月で55歳を迎える自分にとって、「チャレンジするのに年齢は関係ない。」とメッセージをもらえたようで、何だか背中を押されたような気がしました。

伊能忠敬旧宅
旧宅内部のようす

「伊能忠敬記念館」からすぐのところには、忠敬が50歳で隠居するまで過ごしていたという旧宅があったので、そちらも見て回ってきました。

手仕事の粋と小江戸の甘味

瓊瓊杵尊の大人形
高さ約4mの巨大な山車
菅原道真の大人形

次に向かったのは、伊能忠敬と並んで、佐原といえばを象徴する「佐原の大祭」で使われる山車(だし)などが展示されている「水郷佐原山車会館」を訪問。

吹き抜けのホールにそびえる巨大な山車の上に鎮座するのは「瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)」や「菅原道真」の精巧な大人形。
ビデオホールでは、「佐原の大祭」をはじめとする、佐原の町の一年のようすを紹介する映像が、30分おきに上映されていました。

職人の緻密な手仕事、年に2回の大祭を支え続ける町の人達のエネルギッシュさに感銘を受けました。

さわら十三里屋
お芋シェイク

佐原駅へ戻る道すがら、焼き芋やさつまいもスイーツの専門店「さわら十三里屋」へ立ち寄り、芋の味が濃厚なお芋シェイクと、お土産の芋けんぴと芋プリンを購入。
佐原駅から鹿島神宮行きの列車に乗車し、いよいよ決戦の地、メルカリスタジアムへと向かいます。

臨戦態勢のメルカリスタジアム~受け入れがたい試合結果

試合前のメルカリスタジアム
味噌豚カルビ丼

電車を乗り継ぎ、応援する名古屋グランパスがこの日戦う相手、鹿島アントラーズの本拠地であるメルカリスタジアムに到着。
相手ホーム開幕戦ということもあってか、多くの鹿島サポーターの盛り上がりに圧倒される雰囲気。
そんな中、場外特設ブースで「味噌豚カルビ丼」を、ラスト2食で売り切れというところでぎりぎり確保し、ビジターゴール裏からスタジアムへと入場しました。

試合前のようす
試合後半の一シーン
後半AT弾を食らうという悔しい敗戦…
試合後の選手挨拶

試合は、前半に1点を先制されるという苦しい展開で折り返したものの、後半に意地の同点ゴールを奪い追いつくという手に汗握る展開。
前年王者チームから、あともう少しで勝利というところまで追い詰めたものの、なかなか追加点を奪えず、逆に試合終了間際に決勝点を奪われるという、にわかには受け入れがたい、悔しい敗戦という結果となりました。
試合全体を通して、正直それほど実力差は感じなかったものの、こういう試合をきっちり勝ち切るという執念が、我がチームとの現状の差なのかもしれない、と痛感させられました。

試合は残念な結果となりましたが、佐原という町についてより深く知り、贔屓のチームをスタジアムで全力応援するという、印象深い夏の思い出の一日となりました。