前回投稿の伊香保温泉旅行からの帰り道、いろいろ興味深いものを見聞きしてきました。
次の目的地へと車を走らせていると、どこからか「チューリップ」の音楽が流れるのを耳にします。
「あれはいったい何だったのだろうか?」と気になって調べてみると、道路に溝を作ることで、その上を一定の速度で走ると、まるでメロディーを奏でるように聞こえる、「ぐんまメロディーライン」というのがあるのだとか。
どうやら群馬県内だけで10箇所、そのような道路があるようです。
しばらく走ると、再びそのメロディーラインのある道路へと差し掛かります。
こちらで流れたメロディーは「うさぎとかめ」
今度はしっかりと「もしもしカメよ、カメさんよ~♪」の歌詞が脳内で再生されました。
何も心の準備がない時は「気味悪っ!」という感想でしたが、種明かしさえ知ってしまえばなんだか楽しい。
ちなみに、この時の録音も残しておきました。(聞こえますでしょうか?)
そして向かった先は、山あいの国道沿い突如現れるプレハブ小屋。
ここは「丸美屋自販機コーナー」という、昭和レトロな自販機が立ち並ぶお店(?)
テレビなどでも度々取り上げられ、遠くからはるばる立ち寄る人達も多いのだそうです。
この「丸美屋自販機コーナー」の名物は、トースト、そしてうどんとラーメンの麺類。
自販機といっても決して出来合いのものではなく、近くの売店で作られたものを定期的に補充しているのだそうです。
トーストは「カレーハムチーズトースト」直前で温められ、熱々の状態で出てきます。
そしてラーメンの方も、300円というリーズナブルな金額にも関わらず、チャーシューもトロトロで、なかなか本格的な出来でした。
ちなみに「当たり」が出た場合、卵はニワトリの卵で提供されるようです。(写真のはウズラなのでハズレ)
安いので味もそれなりかと思いきや、その辺にも決して手を抜いていないと感じさせるところも、好感が持てるポイントです。
同所がこれだけ人気なのは、レトロな自販機という物珍しさだけではないと推察されます。
小屋の片隅には「思い出ノート」のコーナーがあり、ここを訪れた人達の熱い思いが記されていました。
訪れた時には、ノートは74冊目になっていました。
そして、旅の最後に訪れた先は、埼玉県坂戸市にある「CAFE CHOCOTEA(カフェチョコッティー)」
実はもう何年も前から、機会があればぜひ行ってみたいと思っていたカフェでした。
17:00ラストオーダーぎりぎりで、何とか間に合いました。
店内にあるオブジェを眺めたり、席の引き出しに入っていたアルファベットのピースを並べたりして待つこと15分程。ついにお目当てだったものが運ばれてきました。
これこそが、このお店の名物の「3Dラテアート」
ラテで描かれた愛くるしいマスコットが、まるで今にも語りかけてきそうな感じです。
やはり飲んでしまうのに少し逡巡してしまいますが、十分に見て楽しんだ後、美味しくいただきました。
他にも、さまざまないちごの品種を楽しめるケーキがあるなど、なかなか遊び心に満ちたところも特徴的なお店です。
気になっていたとはいえ、これだけの用事のために坂戸まで遠出するのも躊躇われていたので、今回ようやく立ち寄れてラッキーでした。
こうして、一泊二日の旅の全行程が終了。ㅤ
非日常のいろいろなものを体感する、とても実り多き旅となりました。