これから少しずつ、3日間の奄美大島の旅の様子を綴っていきたいと思います。
奄美空港を降りると、奄美市役所の観光課の方々のお迎え。
3日間の旅は、観光課の職員の皆さんに運転手とガイドを担当していただきました。
まず最初に向かったのは、地元のディスカウントストア。
ここで当面、必要なものの買い物などをしました。
ここで気になったのが、敷地内にあった『かわいいどうぶつえん』と書かれた小屋。
この小屋の中で、山羊、七面鳥、パンダうさぎなどが飼育されていました。
なぜこんなところに動物園があるのか、未だに謎です(・・;)
続いて、黒糖焼酎の蔵元『西平酒造』にお邪魔しました。
『黒糖焼酎』の定義は、原材料に米と黒糖のみ使うということになっているようで、現在は法律で奄美群島でしか作ってはならないものなのだそうです。
こちらで黒糖焼酎が作られるのは、酵母、コウジ菌が最も働きやすい春先~6月中旬。
代表作の『加那』というブランドは、年間2万5千本製造されるのだそうです。
他のブランドと違うこだわりの一つは『常圧蒸留』アルコールを取るというところ。
1年程寝かさないと飲める状態にならないという手間は掛かるものの、雑味(旨味)が残るというメリットがあるそうです。
本当の酒好きには、より好まれる味とのことです。
もう一つのこだわりは、樫樽で更に1年貯蔵する、というところ。
黒糖焼酎で樫樽に入れるようにしたのが『加那』が初めてだとのこと。
この製法は40年程前に確立したのだそうです。
樽から出したものを直接試飲させていただきましたが、かなり強く濃厚な味わいで、香りも芳醇です。
そこから展示資料館の「蔵ふと村」に移動。
西平酒造の創業は1927年なのだそうですが、かつては『トモエビール』『タカラビール』などという地ビールも製造していたこともあるそうで、その現物の瓶や、当時の新聞記事などが展示されています。
また『加那伝説』と呼ばれる古酒も飾られており、こちらは高いもので、1本10万円程度で取引されているのだとか (・・;)
昔の直火を使う製法で作られたものなので、同じものはもう作れないのだそうです。
酒造の見学を終えた後は、宿泊するビジネスホテルへ移動。
荷物を置いて、近くにある『喜多八』で郷土料理に舌鼓(*^^*)
豚肉と野菜の煮物『ワンフネ』は、奄美では年越しに食べられている料理なのだそうです。
真っ黒の『イカスミ汁』は、見た目インパクト強いですが、意外とまろやかな味わいです。
夕食後は、ライブハウス「ASIVI」(アシビ)で、地元出身のミュージシャン、平田輝(あきら)さんによる凱旋ライブ。
亡くなった友人たちに捧げる歌、ゲストを交えての『島唄』など、じっくりとを堪能してきました。