厳選素材で作る贅沢シーチキン!

西荻窪にあるシェアスペース「インザラフ」で行われた、国際食学協会主催の、宮前真樹さんによる「手作りシーチキンセミナー」に参加してきました。

まずは座学にて、この日使う材料の一つ、オリーブオイルについて詳しく学びました。
オリーブオイルは、オリーブの果実の含有量の多い順に

  • エキストラバージンオイル
  • バージンオイル
  • オリーブオイル(ピュアオイル)

の3種類にカテゴライズされるのだそうです。

この日使用した「チェントンツェ」は、オリーブの果実100%の「エキストラバージンオイル」
地中海の強い日差しと、海水のミネラルをふんだんに吸収して育ったオリーブから作られたオイルで、濃厚な香りと味わいが特徴的です。

そして使用する魚の身は、その日の朝に市場で取り寄せたばかりの、鮮度抜群の鹿児島県産のカツオ。
シーチキンというと、ツナ缶というくらいだから、使われる魚はてっきりマグロだけかと思っていましたが、さにあらず。
ツナ缶で有名なはごろもの製品でも「シーチキンマイルド」と呼ばれるブランドのものは、カツオの身が使われているのだそうです。
魚の身は、マグロやヒラマサ、また今回は「さく」の切り身を使いましたが、ぶつ切りのものでも代用は可能とのことでした。

私は5人掛けのテーブルのグループの班でご一緒させていただき、一人当たり三本ずつ与えられたオリーブオイルの一本を皆でシェアして調理を行いました。
皆で一斉にオリーブオイルを注ぐ姿は、さながら何かの宗教儀式のような絵面です😅
(実際、オリーブオイルは、古来より宗教的に重要な役割を果たすものであったとのこと。)

オリーブオイルに、ディルなどのハーブ、にんにくなどをお好みで加え、その中に切り身を投入して弱火でコトコト辛抱強く煮ます。

表面が軽く色づいてきたら出来上がり!
用意していただいた瓶に、魚の身、オイルをめいめいで取り入れました。

作ったものを家に持参して実食してみましたが、今まで食べてきた「シーチキン」とはまるで別物の、上品でまろやかな味わい。
自分でも、いろいろな組み合わせでリピートして調理してみたいと思いました。

ところで宮前真樹さんといえば、今でこそレストランを経営し、料理研究家としての肩書を持つ方ですが、かつては、元アイドルグループ「CoCo」のメンバーの一員だった方。
あの頃、ブラウン管を通して(という表現も今や死語か😅 )見ていた方と、三十年近く経って、このような形でお会いすることができるなんて思いもよりませんでした。

彼女の主催するこのような食のイベントに参加するのは、今回が三回目。
なかなかオフラインでのイベントが開催しにくい時節柄もあって、前回から約一年ぶりの参加となりましたが、顔を覚えててくださっていたようで嬉しかったです😃

あの「シーチキン」を自分で手作りすることができるなんて!
自分にとって今まで考えもしなかったことで、また新たな食への知見を深めるいい機会となりました。