【館林市観光その1】機械製粉事業発祥の地

2014年5月5日
自宅から電車で約2時間、群馬県館林市まで行って来ました。
行き先は、かねてより行ってみたいと思っていた『日清製粉ミュージアム』
館林駅西口からすぐのところにあるのですが、とても駅前とは思えないほど閑静な場所に立地しています。

受付から入場して、まず行き着くのが新館。
ここでは、最新の製粉技術を体感しながら、楽しく学ぶことができます。
小麦粉作りには主に、『砕く』『篩(ふる)う』『純化する』という3つの工程がありますが、それぞれの工程で実際に使用している新旧の機械が展示されています。
また、小麦粉に関しての知識、小麦の製法、Q&Aなどを、モニタをタッチすることで学ぶことができるようになっています。
強力粉、中力粉、薄力粉の違いは、粘り気を出す成分『グルテン』の含有量の違いということ、食材にどういう感触を出したいかによってそれぞれを使い分けているということなども、恥ずかしながら今回初めて知りましたσ(^_^;)
『パノラマシアター』は、ミニチュアのカプセルを指定の場所に置くことで、当該の工程の説明が流れるようになっているという斬新なしくみになっています (・・;)

次に、美しい日本庭園の見える渡り廊下を通ると、新館とは対照的なレトロな造りの本館に辿り着きます。
こちらの方では、1900年に館林製粉(現在の日清製粉)として創業してから現在に至るまでの歩み、創業者正田貞一郎らについての紹介があります。
当時、欧米諸国に水を開けられていた製粉技術のキャッチアップ等、これまでもさまざまな苦難はあったようです。
それでも100年以上会社が続いているのは、変化に迅速に対応できる体制ができているだとか、やはりそれなりの理由があるものだな、というように感じました。
今や毎日の食卓に欠かすことのできなくなっている小麦粉。
その重要性を再認識するいい機会になりました (^^)v