西麻布にあるイベントスペース「KONTACTO EAST STUDIO」で行われた、東新宿にある「サンラサー」の店主、Mariko Lila(マリコリーラー)さんによる「スパイス料理の基礎知識おもてなし編」というワークショップに参加してきました。
本ワークショップにてデモンストレーションいただいたのは以下の5品。
- 海老のマスタードレモンカレー
- オクラのクミン炒め
- トマトのアチャール
- ナスのマスタードオイル焼き
- ターメリックライス
まずは、それぞれの料理および、料理で使用するスパイスと材料についての説明から。
「説明長いので覚悟して。」と前置きいただいた通り、約一時間みっちりお話をいただきました。
個人的に特に勉強になったところは、スパイスの料理、およびそれ以外での使い方の知識について。
カレーに使用した有頭エビは、調理前にターメリックをまぶして置いていたのですが、これはターメリックの持つ「殺菌」、「脱水」の効果を利用してのもの、とのこと。
また、今のような暑い夏には、カラダの熱を下げてくれる効果のあるカルダモンを入れた、「カルダモンウォーター」を作っておいて飲むのがオススメという、スパイスに関しての豆知識についても教えていただきました。
一通り説明された後、10名程度いたこの日の参加者が、ところどころでお手伝いをしながらのデモンストレーションへと進みます。
やってほしいことを的確に指示しながら、5品を同時進行で手際よく作っていかれました。
ここで、レシピではなかなか読み取れない、どういう状態になったら次の工程へ進むのかとか等についても、細かく説明いただきました。
料理が一通り完成し、盛り付けが終わったところで、いよいよお待ちかねの実食。
中でも特に「ナスのマスタードオイル焼き」が、とても簡単に作れるにも関わらずおいしいと評判だったようす。
最後の質問タイムで、レシピを考案する際、何のスパイスをどれだけ使うとかって、何をすれば思い付けるようになるものなのか?という質問をさせていただきました。
その答えとしては、「どういう完成形にしたいのか?」というのをまず頭の中で思い浮かべ、逆算して何を使うか、どうしていくかということを決めていく、とのことでした。
何をしたいかが決まれば、こういう時どうすればいいかという方法論については、今はさまざまな媒体から学ぶこともでき、大抵決まったやり方があるのだそうです。
「レシピ通り」作ることから抜け出すための、大きなヒントをいただいたような気がします。